毎日叶う夢の日々のかけら日記。

主婦のつーちゃんの個人的主観です。

つーちゃん、映画観る。

おくればながら、「怪盗グルーの月泥棒」をDVDで観ました。
めちゃんこおもしろかった!
ミニオンのおもしろキュートさがたまらない。めちゃんこかわゆい。

それで!
びっくりたまげたのですが、テーマがもろに「母の呪い」なんですね。
自分の内側に向き合ったり、心のことに関心がある方なら「母の呪い」とか「毒親」てよく知るワードかと思うのですが、万国共通のテーマなんでしょうか。

ママにもっと愛されたくて、関心を引きたい一心だったグルー少年。
こんなすごいことやったよ!見て見て!て言ってもママの反応はいつも「へっ!」
そのまま大人になっちゃって、もっとすごいことするよ、そしたらママも自慢に思うよー!て自己確認の基準が未だにママにあるグルーさん。

女の子を3人引き取って紆余曲折あり、人を愛することを知る。
人を愛するってもちろんしあわせ。
こどもたちからも愛される。
こんなにも満たされる。

しあわせの基準を自分に取り戻すと、現実が勝手に変わる。
自分がさっさとしあわせになれば、勝手に周りが変わる。
ラストでおそらく初めてママが褒めてくれる。さすがわたしの子や。いや、もっといいかな。て褒めてくれる。
にやりとするグルーさん。

なにこれ‼︎
母の呪いを乗り越えた中年男性とこどもたちのすてきな物語じゃないですか。

個人的には、ラストのユニコーンの絵本を読んであげて、一番大きな女の子におやすみのキスをするあたりで抱き合い、だいすきだと言い合うあたりでむせび泣きです。

だいすき、て言ってほしかった。
今、こんなに美しい魂が言ってくれる現実。
なにより自分がいま、その人にだいすきといってあげられる。
しあわせは自分で手に入れられる。

いやー、深いアニメですね。
え、あたしが勝手にそう受け取ってるだけ?
まあなんでもいいですよ。

ママも全然悪い人じゃないし。
むしろずっとグルーさんを愛してきたのでしょうね。

「母の呪い」ゆーても大袈裟なもんちゃいまんねん、と思います。
母かて人間ですし、ましてや女ですから情緒の波は父の比ではありません。
呪いのひとつふたつ、日常茶飯事かもしれません。

傷も痛みも、才能で財産。
乗り越えること、そう感じることがしあわせへと導いてくれるなんて知る由もない時代もありますが、自覚することでこんなにもたくさんのしあわせを得ていたと気づかせてくれる。
だからやっぱりありがたいのですねー。

わたしの中で、「母の呪い」がテーマのアニメNo.1は「ハウルの動く城」だったけど、わかりやすさの点で超えたかもしれません。

続編も観る‼︎
楽しみ♡